ピアニストからの手紙トップ ピアノに関するQ&A-黒鍵を弾く時の指の使い方

ピアノに関するQ&A-黒鍵を弾く時の指の使い方

2020.10.15

Q:速く指を動かす時、特に黒鍵が多いフレーズがなかなか流れるように弾けません。

 

A:(講師:塩川)ポイントは手の形、指の配置、ポジションを移動する際の指のかえしです。

鍵盤に手を置く時、一次元的にドの鍵盤、レの鍵盤・・・のように考えるのではなく、鍵盤の奥行きまでしっかり考慮しましょう。つまり二次元的に考えることが大切です。

大原則として、白鍵と黒鍵が混ざるパッセージにおいては、可能な限り親指が黒鍵にのることを避けた方がよいです。なぜなら親指は他の指より短いため、奥側にある黒鍵を弾こうとすると必然的に手が奥にいこうとしてジグザグな動きをするからです。ゆっくり弾いていると問題ないようにみえますが、その状態で一旦スピードをあげると非常に手に負担がかかります。

それを守ったうえで、親指以外の指は鍵盤上のどの”点”位置にくるとより手に馴染むかを判断すれば、黒鍵が混ざったパッセージでも安定して指を動かしやすくなります。音階に関しては、まずは親指の位置を基準にすれば分かりやすくなる筈です。

 



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