ピアニストからの手紙トップ ピアノに関するQ&A-楽典の勉強について

ピアノに関するQ&A-楽典の勉強について

2021.03.01

Q:小さい頃から楽典の勉強をさせることに意味はありますか。

 

A:(講師:塩川)子どもたちの発達段階と理解力の限界にもよりますが、論理的な話は意外にも真剣に聞いてくれる子が多いです。「なんで?なんで?」とひたすら子どもから理由を聞かれて困っている大人が多いことからも推測できることですが。

まずは譜読みが簡単になる楽典の知識から与えていきましょう。たとえば「オクターブ」という音程の概念があれば、わざわざ五線譜を数えなくても、今弾いてる音と同じ名前の高い(低い)音、ということで楽に次の音を探せることになります。

また、半音と全音、という概念は4、5歳でも認識できるのでなるべく早い段階で教えましょう。シャープやフラットは絶対黒鍵を弾くもの、と認識してしまっている子が多いように感じます。

難しい単語を覚える、というわけでなく、こういう法則を知っておくと楽に弾ける、というアプローチから、演奏の補助として教えてあげると興味をもってしっかりと理解してくれるでしょう。

 

 

 



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