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幼児さんの体験レッスン
2023.03.16
いままでピアノを触ったことがないのですが、体験レッスンでは何をするのですか? 生徒さんの学年や年齢によってやることは違うのですが、 今回はお子様(未就学児、年少さんから年中さん)の体験レッスンの様子を 少しご紹介いたします。 次回は大人のピアノ未経験方の体験レッスンをご紹介いたします。 小さなお子様の場合ですが、まず大きなピアノを初めて目にすることで 驚かれることかと思います。 みなさん興味津々ですが、少し怖く感じる方もいるでしょう。 ですからまずピアノという存在に慣れてもらうために、 お子様にも分かるように音の出る構造をご説明します。 そしてすぐに実際の鍵盤に触ってもらいます。 もちろんご両親にはぜひレッスン室に一緒に入室していただき、 様子をみていただきたいと思います。 まずは全ての鍵盤を上から下まで押してみるということを一緒にやっていただきます。 怖い〜と仰る生徒さんもいるので、 その時はお母様やお父様と一緒にやってみましょうとお声掛けします。 そうして全ての音が出せたら、次はピアノの中を覗き込みながら鍵盤を押してみたり、 下にあるペダルを踏んでみたりします。 ちなみにペダルは三本あるのですが、全て役割が違うため、 一緒にペダルを踏みながら音の違いを感じて楽しんでいただきます。 だいぶピアノという存在に慣れてきましたら、今度は黒鍵の並びについて質問します。 そしてゲンコツでも手のひらでもお指でもいいので、 2つ並んでいる黒鍵をお歌に合わせてリズム良く弾いてみる、ということをやります。 曲は生徒さんのお気に入りのものや歌いたい気分のものなど、その時によって違います。 この黒鍵弾きができるようになったら、ドレミの場所を覚えていきます。 年中さん以上の生徒さんであれば楽譜も一緒に覚えて帰っていただくことが多いです。 このような流れで体験レッスンをいつもやっています。 また、ピアノの技術の習得にはリズムの学習も欠かせないものとなっておりますので、 ここにリズムの教本を入れることもあります。 春から新しくピアノ教室に入りたいと思っている生徒さんはぜひ参考になさってください。 ピアノ教室@navi ダリ・ピアノ教室(浦和駅前教室) ダリ・ピアノ教室講師 草間 友来(国立音楽大学卒)
PROFILE

- 塩川 正和
- ダリ・ピアノ教室講師アドバンスコース特別講師
福岡第一高等学校音楽科卒業。在学中に福岡県高等学校音楽文化連盟コンクールにてグランプリ、ショパンコンクール in Asia 協奏曲C部門九州大会金賞、北九州芸術祭クラシックコンクール一般の部において最年少17歳で大賞及び県知事賞を受賞するなど、コンクールにて研鑽を積む。
また、ボルドーにて開かれたユーロ・ニッポンミュージックフェスティバルに招待演奏者として参加し、ソロ曲及びシュピーゲル弦楽四重奏団とシューマン作曲のピアノ五重奏曲を演奏し好評を博す。
フランスのパリ・エコールノルマル音楽院にフジ・サンケイスカラシップの奨学金を受け授業料全額免除で入学。
20歳にて同校の高等教育課程ディプロムを、翌年には高等演奏課程ディプロムを取得。
エクソンプロバンス・ピアノコンクールにて3位受賞、フラム国際コンクール及びフォーレ国際コンクールにてファイナリスト。
ラヴェル等のフランス印象派の作曲家作品を中心としたリサイタルやアルベニス作曲の組曲「イベリア」の全曲演奏を行うなどのほか、デュオや伴奏活動も積極的に行っている。
北九州芸術祭、長江杯国際コン クール等にて優秀ピアノ伴奏者賞を受賞。
現在は東京を中心に演奏活動を行い、ダリ・インスティテュート(ダリ・ピアノ教室)での指導のほか、日本各地で後進の指導にあたっている。
これまでにピアノを黄海千恵子、故宝木多加志、ブルーノ・リグット、イヴ・アンリ氏に、室内楽をクロード・ルローン氏に師事。