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ピアノを習うメリットは何でしょう?

2022.10.20

とてもよく聞かれる質問です。すでに色々な研究や論文が出ているテーマですが、今回はピアノ講師としてピアノを教えている私が感じた、ピアノを習うメリットをお伝えしていきます。

まず一つ目は、人前に出る自信がつくことです。

ピアノ教室に通っていると、発表会や人前で弾くイベントが年に何度かあります。学校や幼稚園では人前で一人で、誰の助けも借りられないという状況で、何かを発表することはそれほど多くないと思います。 ですがピアノの本番はたった一人で大きな舞台、大きなピアノに一人で向かい、最後まで一人で弾かなくてはなりません。(連弾の場合はまた違いますが) 中には大きなプレッシャーを感じて、極度の緊張からカチコチになりながら舞台に向かう生徒さんもいらっしゃいますが、終わった後は皆達成感に満ちたキラキラした笑顔で帰ってきます。

たとえ少しミスをしてしまい悔しい思いをしてしまっても、人前で弾くためにたくさん練習し、弾き切ったこと自体が素晴らしいのです。ご家族や先生からたくさん褒めてもらって下さいね。 二つ目は、想像したものを表現する力がつくことです。 レッスンを受けていてこんなことを言われることはありませんか? 「そこはもっと水面に反射する光のようにキラキラした音で弾きましょう」 非常にあいまいで抽象的な表現ですが、私も好んでよく使う表現です。

その抽象的な音のイメージをピアノで表現することは容易ではありません。ですが具体的で技術的な伝え方ではできなかったような弾き方が、このような指導の仕方でできるようになることがあります。

また「そこはフルートのように」などと他の楽器の音を想像してという指導をする場合も多いです。実際にピアノ以外の音が出るわけではないのですが、想像力によって随分豊かな表現ができるようになります。 想像力を膨らませ、それを実際に表現する力はピアノ以外でも非常に役に立ちます。

ここまで二つのメリットをお話したのですが、私自身の感じる一番のメリットは、ただただ楽しいことだと思っています。私は25年もピアノをやっているのですが、まったく飽きることはありませんし、一生楽しむことができるものだと思っています。 せっかく習うピアノ、存分に楽しみましょうね。

ダリ・ピアノ教室講師 草間 友来(国立音楽大学卒)

PROFILE

ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
塩川 正和
ダリ・ピアノ教室講師
アドバンスコース特別講師

福岡第一高等学校音楽科卒業。在学中に福岡県高等学校音楽文化連盟コンクールにてグランプリ、ショパンコンクール in Asia 協奏曲C部門九州大会金賞、北九州芸術祭クラシックコンクール一般の部において最年少17歳で大賞及び県知事賞を受賞するなど、コンクールにて研鑽を積む。
また、ボルドーにて開かれたユーロ・ニッポンミュージックフェスティバルに招待演奏者として参加し、ソロ曲及びシュピーゲル弦楽四重奏団とシューマン作曲のピアノ五重奏曲を演奏し好評を博す。

フランスのパリ・エコールノルマル音楽院にフジ・サンケイスカラシップの奨学金を受け授業料全額免除で入学。
20歳にて同校の高等教育課程ディプロムを、翌年には高等演奏課程ディプロムを取得。
エクソンプロバンス・ピアノコンクールにて3位受賞、フラム国際コンクール及びフォーレ国際コンクールにてファイナリスト。

ラヴェル等のフランス印象派の作曲家作品を中心としたリサイタルやアルベニス作曲の組曲「イベリア」の全曲演奏を行うなどのほか、デュオや伴奏活動も積極的に行っている。
北九州芸術祭、長江杯国際コン クール等にて優秀ピアノ伴奏者賞を受賞。

現在は東京を中心に演奏活動を行い、ダリ・インスティテュート(ダリ・ピアノ教室)での指導のほか、日本各地で後進の指導にあたっている。
これまでにピアノを黄海千恵子、故宝木多加志、ブルーノ・リグット、イヴ・アンリ氏に、室内楽をクロード・ルローン氏に師事。

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