ピアニストからの手紙トップ ピアノに関するQ&A-手首の使い方

ピアノに関するQ&A-手首の使い方

2020.12.14

Q:ピアノを弾いてるとつい手首が跳ねてしまうので、なにか動かさないための良いコツが知りたいです。

 

A:(講師:塩川)もし演奏してる方が幼児など指の力が未発達の奏者であれば、多少手首の力を利用して弾いてしまうことも仕方のないことではあります。それでもなるべく強いタッチで演奏させずに、手の形の正しいフォームを意識させてあげると、その後成長した段階で自然な弾き方を実現できるでしょう。

演奏している方が大人の方で、ある程度ピアノの基礎を積み重ねてきた方であれば、手首が跳ねてしまう癖はあまり良いこととはいえません。手首を上下させて打鍵することは、指の力を使わずとも強い音を出せるので比較的楽な弾き方となります。しかし安易にそれに頼ってしまうと今度はスケールなど速いパッセージを演奏する際は非常に不都合が多くなり、かえって手に負担がかかります。

奏法に応じて手首を利用する弾き方(ポワニエ等)ももちろんありますが、まずは基本である指の力を使って弾くことをマスターしましょう。ハノンやチェルニーなど基礎的な教本を使い、手の動作に意識しながら日常的に訓練を行いましょう。その際、手首を動かさないことは間違いないですが、ゆっくりの速さでよいので多少指を鍵盤の上から落とすようにすると効果的です。指を高く上げすぎると逆に手を痛めるため、無理のない程度で行ってみてください。

 

運営企業:株式会社ダリコーポレーション(スクール名:ダリ・インスティテュート)

 



PROFILE

ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
塩川 正和
ダリ・ピアノ教室講師
アドバンスコース特別講師

福岡第一高等学校音楽科卒業。在学中に福岡県高等学校音楽文化連盟コンクールにてグランプリ、ショパンコンクール in Asia 協奏曲C部門九州大会金賞、北九州芸術祭クラシックコンクール一般の部において最年少17歳で大賞及び県知事賞を受賞するなど、コンクールにて研鑽を積む。
また、ボルドーにて開かれたユーロ・ニッポンミュージックフェスティバルに招待演奏者として参加し、ソロ曲及びシュピーゲル弦楽四重奏団とシューマン作曲のピアノ五重奏曲を演奏し好評を博す。

フランスのパリ・エコールノルマル音楽院にフジ・サンケイスカラシップの奨学金を受け授業料全額免除で入学。
20歳にて同校の高等教育課程ディプロムを、翌年には高等演奏課程ディプロムを取得。
エクソンプロバンス・ピアノコンクールにて3位受賞、フラム国際コンクール及びフォーレ国際コンクールにてファイナリスト。

ラヴェル等のフランス印象派の作曲家作品を中心としたリサイタルやアルベニス作曲の組曲「イベリア」の全曲演奏を行うなどのほか、デュオや伴奏活動も積極的に行っている。
北九州芸術祭、長江杯国際コン クール等にて優秀ピアノ伴奏者賞を受賞。

現在は東京を中心に演奏活動を行い、ダリ・インスティテュート(ダリ・ピアノ教室)での指導のほか、日本各地で後進の指導にあたっている。
これまでにピアノを黄海千恵子、故宝木多加志、ブルーノ・リグット、イヴ・アンリ氏に、室内楽をクロード・ルローン氏に師事。

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