ピアニストからの手紙トップ ピアノに関するQ&A-密集した和音の弾き方

ピアノに関するQ&A-密集した和音の弾き方

2020.10.29

Q:和音を連打する時に綺麗にそろえるコツはありますか?

 

A:(講師:塩川)なるべく自重を使いましょう。一番良くない弾き方は、揃えようとして無理矢理鍵盤をねじ伏せるように弾くやり方です。一見力強く弾いてるように見えますが、打鍵スピードが落ちるので音は遠くまで響かず、腕の筋肉を無駄に使うので非常に疲れます。和音が少なければよいですが、ラッシュのように沢山ある時にこれをやってしまえば下手をすると腱鞘炎などの手のケガに繋がります。

ではどのようにすればいいかと言うと、その和音を弾く前に手の形を作っておくことです。ピアノの鍵盤は白鍵だけでなく黒鍵もあり、更に人間の指の長さはそれぞれバラバラなので非常に絶妙な形をとらなければいけません。そして予め手の形を作っておけば、上から手をおろすだけで綺麗に和音がそろいます。(鍵穴に鍵をさして施錠する仕組みに少し似ているかもしれませんね)

練習の仕方としては上からその和音に向けて手を自由落下させることが非常に有効です。ただ、最初は音を間違えるうえに、結構勇気がいることと、多少痛い思いはするかと思います。無理は禁物ですが、回数を重ねるほど手がそれぞれの和音の形を覚えてくれて、最終的には何の疲れもなく和音のラッシュを弾くことができます。

運営企業:株式会社ダリコーポレーション(スクール名:ダリ・インスティテュート)

PROFILE

ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
塩川 正和
ダリ・ピアノ教室講師
アドバンスコース特別講師

福岡第一高等学校音楽科卒業。在学中に福岡県高等学校音楽文化連盟コンクールにてグランプリ、ショパンコンクール in Asia 協奏曲C部門九州大会金賞、北九州芸術祭クラシックコンクール一般の部において最年少17歳で大賞及び県知事賞を受賞するなど、コンクールにて研鑽を積む。
また、ボルドーにて開かれたユーロ・ニッポンミュージックフェスティバルに招待演奏者として参加し、ソロ曲及びシュピーゲル弦楽四重奏団とシューマン作曲のピアノ五重奏曲を演奏し好評を博す。

フランスのパリ・エコールノルマル音楽院にフジ・サンケイスカラシップの奨学金を受け授業料全額免除で入学。
20歳にて同校の高等教育課程ディプロムを、翌年には高等演奏課程ディプロムを取得。
エクソンプロバンス・ピアノコンクールにて3位受賞、フラム国際コンクール及びフォーレ国際コンクールにてファイナリスト。

ラヴェル等のフランス印象派の作曲家作品を中心としたリサイタルやアルベニス作曲の組曲「イベリア」の全曲演奏を行うなどのほか、デュオや伴奏活動も積極的に行っている。
北九州芸術祭、長江杯国際コン クール等にて優秀ピアノ伴奏者賞を受賞。

現在は東京を中心に演奏活動を行い、ダリ・インスティテュート(ダリ・ピアノ教室)での指導のほか、日本各地で後進の指導にあたっている。
これまでにピアノを黄海千恵子、故宝木多加志、ブルーノ・リグット、イヴ・アンリ氏に、室内楽をクロード・ルローン氏に師事。

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