ピアニストからの手紙トップ パソコンでどうやって音楽を作るのですか?

パソコンでどうやって音楽を作るのですか?

2022.12.07
パソコン上で作る音楽、いわゆるDTM(デスクトップミュージック)とよばれるものですね。
ピアノ教室の生徒さんでも途中から作曲に興味を持たれる方はたくさんいらっしゃいます。
私は卒業後に趣味としてDTMの勉強をはじめたのですが、
今はプロの作曲家として活動しているのでお伝えできることがあるかと思います。

まず必須なモノはパソコンです。パソコンはお持ちのもので大丈夫ですが、
できればIntel Corei5以上、メモリ16G以上が理想ではあります。
とはいえ最近はiPhoneでもGarageBandというアプリで作曲できます。
私も移動中の暇つぶしにGarageBandで曲を作ることがありますので、
まず体験してみたいという方はダウンロードしてやってみることをおすすめします。
使い方はYouTubeなどで解説動画がたくさんでておりますので見てみましょう。

二つ目に必須なものは、PCに接続するオーディオインターフェースとよばれる機器です。
これは楽器やマイクをPCで接続し、
楽器などから発したアナログ信号をPCの理解できるデジタル信号に変換してくれる、
いわば橋渡しのような役割を担う機器です。
安価なものですと10,000円台で購入できます。

そしてもう一つ、パソコン上のソフトでDAWと呼ばれるソフトが必須になります。
こちらは無料のソフトもありますし、
オーディオインターフェースのおまけとして付属しているソフトもあります。
ソフト上に無料の音源もいくつか入っているので、最初はそちらを活用してみましょう。

以上3つのモノが揃えばひとまず音を鳴らす準備はOKです。
MIDIキーボードがあればより便利ですが、
とりあえずこの3つの必需品があれば音を打ち込むことは可能です。
あとは自由に音を重ねてみて、自分で試行錯誤してみてください。
今はたくさんの情報がインターネット上に載っていますから、
分からないことは検索すれば大抵のことは解決します。
新しい曲ができたらぜひお教室で先生にも聞かせてあげてくださいね。

武蔵浦和駅前教室

ダリ・ピアノ教室講師 草間 友来(国立音楽大学卒)

PROFILE

ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
塩川 正和
ダリ・ピアノ教室講師
アドバンスコース特別講師

福岡第一高等学校音楽科卒業。在学中に福岡県高等学校音楽文化連盟コンクールにてグランプリ、ショパンコンクール in Asia 協奏曲C部門九州大会金賞、北九州芸術祭クラシックコンクール一般の部において最年少17歳で大賞及び県知事賞を受賞するなど、コンクールにて研鑽を積む。
また、ボルドーにて開かれたユーロ・ニッポンミュージックフェスティバルに招待演奏者として参加し、ソロ曲及びシュピーゲル弦楽四重奏団とシューマン作曲のピアノ五重奏曲を演奏し好評を博す。

フランスのパリ・エコールノルマル音楽院にフジ・サンケイスカラシップの奨学金を受け授業料全額免除で入学。
20歳にて同校の高等教育課程ディプロムを、翌年には高等演奏課程ディプロムを取得。
エクソンプロバンス・ピアノコンクールにて3位受賞、フラム国際コンクール及びフォーレ国際コンクールにてファイナリスト。

ラヴェル等のフランス印象派の作曲家作品を中心としたリサイタルやアルベニス作曲の組曲「イベリア」の全曲演奏を行うなどのほか、デュオや伴奏活動も積極的に行っている。
北九州芸術祭、長江杯国際コン クール等にて優秀ピアノ伴奏者賞を受賞。

現在は東京を中心に演奏活動を行い、ダリ・インスティテュート(ダリ・ピアノ教室)での指導のほか、日本各地で後進の指導にあたっている。
これまでにピアノを黄海千恵子、故宝木多加志、ブルーノ・リグット、イヴ・アンリ氏に、室内楽をクロード・ルローン氏に師事。

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